アサーティブ会話術とは何か、というと自分の意見を飲み込むことで我慢をしたり、一方的に自分の主張を押し通したりせずに、相手を尊重しながら自分の気持ちを伝えるコミュニケーションのこと。
上司などの人間関係で言いたいことを言えずに飲み込んでしまう、というのはおそらく誰もが経験していることと思うが、関係を壊すことなくうまいことこちらの要求を伝えることができればそれだけでも心理的な負担は減る。
また、我慢をし続けてしまうと結局のところ会社を去るなど、関係性を絶つ以外に解決策がなくなってしまうので会社とっても損だし辞める側にとっても損。
アサーティブコミュニケーションとは過度な我慢をせずに人間関係を継続するテクニックともいえる。家庭内でも同様に使えるかもしれないので家族に「絶対許せない!」と不満があるという方は読んでみてもいいかもしれない。
どのように対応したら良いのか、具体的な例が載っているため実際のイメージが湧きやすく、実践もしやすいと感じた。
特に社会人になってすぐの経験が浅い人に読んでもらいたい。むしろ、私自身は学生の頃に知りたかったと思う。人間関係で基礎的なコミュニケーションの技術なので、社会人が長くなると自然にできている人は多いと思われる。
以下目次の中からの引用
1日目「アサーティブ」って一体どういうこと?~アサーティブネス•4つの約束と9つの権利~
1日目の感想:
アサーティブネス4つの約束とは、以下の4つ。
1.ごまかさない
2.素直に伝える
3.対等な目線で話す
4.結果に責任を持つ
ちなみにこれはPMBOKにおけるプロジェクトマネージャーの行動規範(責任、尊重、構成、誠実)とかなり一致していて驚いた。人間関係の基礎的な非常に重要なことなんだと感じた。
アサーティブネス9つの権利について、このブログではすべて書かないが、気にある方はGoogle検索してもらえると出てきます。
その中で一つだけ紹介すると、、、
第一の権利として「自分の感情の意見を持ち、それを表明する権利」があるとのこと。これは感情的にふるまう権利があるということではなく、不愉快なことがあった際、必要以上に感情を押し殺してストレスで仕事に悪影響出すのではなく自分の感情を表明する権利ということ。
具体例としては以下の引用部のようなこと
例えば、「先輩の言われることはもっともです。でも、何かしっくりこないんです。私の考えも聞いてもらえませんか。」とか「一度や二度なら聞き流せますが、度重なるとやはりいい気持がしないんです」といった表現はどうでしょうか。
(P.39から引用)
本人には悪気がなくデリカシーのない人に対してもしっかり意見を伝えるというのはなかなかできなかったりしますね。
これは「自分はいい気持がしない」と自分に焦点を当てているので自分の感想を表明する分には何の問題もないでしょう。
レビューを書きながら読み返していくとやはり大事なことが書いてありますね。
特に権力を持っているような人は人間関係の中で忘れがちかもしれません。
相手を尊重して適切なコミュニケーションをとることができると、チームとして生産性が上がるようになり、人間関係の悩みで仕事を辞める、というケースも減ってくるでしょう。
他にも「NO」の伝え方や「ほめる・ほめられる」「交渉」といった、社会人にとって欠かせないテクニックが紹介されている。家庭でも役立つため、今後は誰にとっても必須のスキルとして注目されるかもしれない。
コミュニケーションに課題を感じている方は何か解決のヒントが見つかるかも。。。
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