TL;DR:
ChatGPT のような大きな言語モデル(LLM)を 全体学習せずに一部だけチューニングできる魔法の技術=LoRA(Low-Rank Adaptation)。


なぜ LoRA がすごいの?

従来の微調整LoRA
モデル全体を再学習 → GPU数十時間一部の行列だけ学習 → GPU1枚でOK
数百 GB の重みを更新10〜100 MB の追加パラメータのみ保存

Hugging Face Transformers での使い方(超ざっくり)

Python

from peft import get_peft_model, LoraConfig, TaskType
from transformers import AutoModelForCausalLM

base = AutoModelForCausalLM.from_pretrained("meta-llama/Llama-2-7b-hf")

lora_cfg = LoraConfig(
    r=8,                       # ランク:学習する小行列の次元
    lora_alpha=32,
    task_type=TaskType.CAUSAL_LM,
    lora_dropout=0.1
)

model = get_peft_model(base, lora_cfg)

あとは Traineraccelerate で普通に学習するだけ!


どんなとき便利?

  • 自社専用チャットボットを作りたい
    → LoRA で「社内用語やFAQ」を追加学習
  • 小型GPUしかない or コストを抑えたい
    → LoRA なら 1/50 の計算資源で済む

覚えよう!
「LLM の学習=重い」はもう昔の話。
今は LoRAで “必要なとこだけ賢くする” 時代

LoRA + Hugging Face の組み合わせで、あなたも “プチChatGPT” を手軽に実現できます。

投稿者 kojiro777

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